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神社の格付けやランキングとは?社格制度と格式の考え方を解説|星夢(セイム)

神社に格付けやランキングはあるのか

日本には非常に多くの神社が存在しており、その数はおよそ9万社とも言われています。

それだけ多くの神社があると、「一番すごい神社はどこなのか」「神社にランキングのようなものはあるのか」と気になる方も多いと思います。

伊勢神宮の鳥居と参道。日本で最も格式の高い神社の一つ

結論から言えば、現在の日本において、神社に公的な意味での「格付け」や「ランキング」は存在していません。

インターネット上では「神社ランキング」や「格付け一覧」のような情報を見かけることがありますが、それらの多くは、それぞれの筆者が独自の視点でまとめたものです。

そのため、どの記事を読むかによって評価基準も異なり、必ずしも統一された見方ではありません。

また、これは「パワースポット」と呼ばれる情報についても同様で、何を重視するかによって受け止め方は大きく変わります。

知名度、歴史、参拝者数、由緒、雰囲気など、どの点を重視するかによって評価は変わるため、ネット上の情報は一つの参考として受け止めることが大切です。

出雲大社の拝殿。縁結びの神として知られる由緒ある神社

かつて存在した社格制度と、その考え方

ただし、昔の日本には、神社を一定の基準で位置づける考え方が存在していました。

正確には、現代的な意味での「ランキング」ではなく、「社格」という制度や考え方です。

この社格制度は、戦後の変化の中で公的制度としては廃止されましたが、神社の歴史や由緒を考えるうえでは、今でも参考にされることがあります。

つまり現在は、国家が定める公式な序列はないものの、歴史的背景として「どのように重んじられてきたか」を知る手がかりは残っている、ということです。

神社の格式を考える際の参考要素

神社の社格や格式を考える際には、主に次のような要素が参考にされます。

<神宮>
「神宮」は特別な由緒を持つ神社に用いられることが多く、なかでも伊勢神宮は古くから特別な存在として扱われてきました。

<二十二社>
朝廷から特に重視された神社群で、国家的な祈願や重要な祭祀との結びつきの中で尊重されてきた神社です。

<官幣大社・国幣大社などの近代社格>
近代には、神社を一定の基準で区分する制度が整えられ、官幣大社・国幣大社などの区分が設けられました。これらは当時の公的な位置づけを知るうえで参考になります。

<一宮(一之宮)>
かつての各地域において、その土地を代表するような位置づけを持った神社が「一宮」と呼ばれてきました。現在でも、一宮という呼称は格式を考える際の一つの目安になります。

社格の高さとご利益は同じではない

このように、神社には歴史的な格式や由緒を考えるための材料がいくつもあります。

ただし、ここで大切なのは、【 社格 】=【 ご利益 】ではないということです。

格式が高い神社であっても、人によって相性や感じ方は異なりますし、逆に大きな社格で語られない神社であっても、深く心に響く場所は数多くあります。

そのため、神社を考える際は「歴史的な格式」と「自分自身が感じるご縁や魅力」を分けて見ることが大切です。

歴史的な社格を参考にした神社の整理例

以下は、あくまで社格や歴史的背景を参考にした場合の一例であり、現在の公的なランキングではありません。

また、これはご利益の優劣を断定するものでもなく、神社の由緒や伝統をわかりやすく整理するための目安としてご覧ください。(※都道府県順)


━━(別格)━━
神宮(三重)


━━(超S級 社格)━━
鹿島神宮(茨城)
香取神宮(千葉)
氷川神社(埼玉)
明治神宮(東京)
熱田神宮(愛知)
近江神宮(滋賀)
石清水八幡宮(京都)
上賀茂神社(京都)
下鴨神社(京都)
平安神宮(京都)
春日大社(奈良)
橿原神宮(奈良)
出雲大社(島根)
香椎宮(福岡)
宇佐神宮(大分)


━━(S級 社格)━━
日吉大社(滋賀)
松尾大社(京都)
平野神社(京都)
伏見稲荷大社(京都)
八坂神社(京都)
大神神社(奈良)
石上神宮(奈良)
大和神社(奈良)
廣瀬大社(奈良)
龍田大社(奈良)
住吉大社(大阪)
丹生川上神社(奈良)
廣田神社(兵庫)


━━(準S級 社格)━━
大原野神社(京都)
梅宮大社(京都)
吉田神社(京都)
北野天満宮(京都)
貴船神社(京都)


━━(超A級 社格)━━
北海道神宮(北海道)
月山神社(山形)
安房神社(千葉)
日枝神社(東京)
三嶋大社(静岡)
富士山本宮浅間大社(静岡)
諏訪大社(長野)
気比神宮(福井)
建部大社(滋賀)
多賀大社(滋賀)
国懸神宮・日前神宮(和歌山)
竈山神社(和歌山)
熊野本宮(和歌山)
熊野速玉(和歌山)
丹生都比売神社(和歌山)
白峯神宮(京都)
吉野神宮(奈良)
枚岡神社(大阪)
大鳥大社(大阪)
生国魂神社(大阪)
水無瀬神宮(大阪)
伊弉諾神宮(兵庫)
赤間神宮(山口)
宗像大社(福岡)
筥崎宮(福岡)
阿蘇神社(熊本)
宮崎神宮(宮崎)
鵜戸神宮(宮崎)
霧島神宮(鹿児島)
鹿児島神宮(鹿児島)


━━(A級 社格)━━
気多大社(石川)
南宮大社(岐阜)
多度大社(三重)
熊野大社(島根)
大山祇神社(愛媛)
高良大社(福岡)


格式とご縁は別物として考える

このように、社格や歴史的背景をもとに整理すると、神社の見え方が少し分かりやすくなります。

しかし、繰り返しになりますが、社格の高さと、ご利益や相性は必ずしも一致しません。

格式の高い神社には長い歴史と重みがありますが、だからといって、すべての人にとって最も心に響く場所になるとは限りません。

反対に、規模は大きくなくても、強く惹かれる神社や、不思議と何度も足を運びたくなる神社もあります。

神社を見るときは、由緒や歴史を知ることも大切ですが、それと同時に、自分がその場所で何を感じるかも大切にしたいところです。

神社の「格式」を知ることと、自分にとっての「ご縁」を感じることは、似ているようで別のものです。

その両方を踏まえながら参拝先を見ていくことで、より納得のいく神社選びができるのではないでしょうか。

格式とご縁の両方を踏まえた「本物の祈り」を

神社の「格式」を知ることと、自分にとっての「ご縁」を感じることは、似ているようで別のものです。

その両方を踏まえながら参拝先を見ていくことで、より納得のいく神社選びができるのではないでしょうか。

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