パワースポットで有名な金鑚神社に参拝し、本物の縁結びや祈願祈祷を実施。その効果も体感できました。
金鑚神社(かなさなじんじゃ)
埼玉県児玉郡にある「金鑚神社」
この地を代表するパワースポットであり、標高343mの御嶽山(みたけさん)の麓に鎮座する神社本庁の別表神社で、武蔵二ノ宮です。
旧社格は、第二次世界大戦が終戦するまで宮内省から幣帛(へいはく)を捧げられた格式の高い官幣中社でした。
源頼義と義家が架けたとされる朱色の「義家橋」
平安時代の前九年の役に際し、この地に戦勝祈願したとされています。
義家橋を渡った先に構える歴史を感じる三之鳥居と、神楽殿が真正面に見えます。
金鑚の神楽は、宝暦年間の江戸神楽の流れとされています。
豊かな自然に囲まれ、身も心も浄化される清涼な雰囲気が漂う境内。
社名の由来は、古くに「金佐奈」と記載があり「金砂(かなすな)」が語源ともされています。
金砂とは砂鉄を意味し、御嶽山からは刀の原料となる良質な鉄が産出したと伝わっています。
三之鳥居の左側に手水舎があります。
こちらで心身を清めました。
金鑚神社の拝殿です。
主祭神は下記の二神(柱)
- 天照大神 (あまてらすおおみかみ)
- 素戔嗚尊 (すさのおのみこと)
さらに配祀神には「日本武尊 (やまとたけるのみこと)」が祀られているため、縁結びや仕事運。勝負運や開運招福のご利益が期待できます。
当日は、他の参拝者の邪魔にならないよう配慮しながら祈祷を行いました。
金鑚神社は、拝殿背後にある「御室ヶ嶽(みむろがたけ)」一帯、山そのものを神体山としています。
そのため金鑚神社には本殿がなく直接、御室ヶ嶽に拝する参拝形式です。
現在も同様の原始信仰を残している神社は珍しく、奈良県にある大神神と長野県にある諏訪大社のみとされています。
境内にある摂末社。
開運にご利益の「熱田神社」、縁結びにご利益の「氷川神社」を含め、武蔵国式内社44座が共に祀られています。
国の重要文化財に指定されている「多宝塔」
天文3年、丹党の豪族「安保弾正全隆」が寄進しました。
子孫の繁栄を祈って建立とされ、高さ約18メートル、総朱塗りの色鮮やかな木造建築物です。
その他にも境内には、「旗懸銀杏(はたかけいちょう)」と呼ばれる、立派な銀杏が立っています。
1062年、旗をかけて敵が降伏することを祈り、源義家が植えたとされる二代目の銀杏です。
金鑚神社から御嶽山の山頂までのルート(300m先)に、鏡のように磨き上げられた「御嶽の鏡岩」が見どころです。
高さ9mある岩肌で、国の天然記念物に指定されています。
約1億年前の岩断層活動によってつくられた鏡岩は、赤銅色の光沢が特徴。
このように金鑚神社は、豊かな自然と神仏習合の名残を見ることができる貴重な神社です。