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本物の縁結びや祈願祈祷を実施。口コミでも話題の龍田大社に参拝し、その効果を体感しました。

龍田大社(たつたたいしゃ)

奈良県三郷町に位置する龍田大社。

青空の下、神社入口となる丹塗りの両部鳥居は目にも鮮やかな姿を見せています。

扁額は「龍田本宮」と記されています。

龍田大社は古代より朝廷から崇敬を集めてきた旧官幣大社。

4月に訪れたこともあり、鳥居の隣には美しい桜が色づいていました。

鳥居を潜ると真っすぐに伸びる参道。

美しい玉砂利が敷かれており、真正面に石階段と拝殿が構えています。

清潔感ある広い参道には、清々しい気が漂っていました。

本殿に祀られているご祭神はこちらの二神。

  • 天御柱大神(志那都比古神)
  • 国御柱大神(志那都比売神)

二神合わせて別名「龍田風神・龍田の大神」と称し、風の神様として信仰されてきました。

創建の由来は社伝によると、今から約2100年前。

この崇神天皇の時代に、数年に渡って凶作や疫病が国内に流行します。

すると天皇の夢に風神が現れ、お告げに従い社を造営したところ疫病が退散、豊作となりました。

これが龍田大社の始まりと伝えられています。

龍田大社では毎年「風鎮祭(ふうちんさい)」と呼ばれる、天武天皇から続く由緒あるお祭りがあります。

この祭りの最後を飾るのは、風神花火奉納(手筒花火)。

迫力満点の手筒花火は観客を魅了し、豪快な祭りはその幕を閉じます。

拝殿の右側にも見事な桜が咲いていました。

また境内には伊勢神宮、皇居、宮中三殿を遥拝できる遥拝所もあります。

本殿の左側にある摂社では「龍田比古命(たつたひこのみこ)」と「龍田比売命(たつたひめのみこと)」を祀っています。

こちらの夫婦神は、神武天皇の時代から龍田地区を守護する氏神様と伝わっています。

拝殿左側に鎮座する「三室稲荷神社(みむろいなりじんじゃ)」

創建年代は不詳、商売繁盛や福徳円満にご利益があるとされています。

縁結びと浄難災難除けの神様を祀る「白龍神社(はくりゅうじんじゃ)」

白龍神社の由来は、江戸から明治まで御神域に住む白蛇への信仰が始まりとされています。

その白蛇が一夜にして姿を消しましたが、明治41年春に白龍となって突如「にごり池」に出現。

その後、この地に迎えて祀りました。

白龍が現れたにごり池は、ここから7km程の東南に離れた北葛城郡広陵町にあります。

白龍神社の奥には「白龍大神」という注連縄を巻いた磐座を祀っています。

水を好む神様とされており、こちらの磐座に柄杓で水を掛けて参拝します。

商売繁盛と福徳円満にご利益があるとされる「龍田恵美須神社(たつたえびすじんじゃ)」

1243年、えびす神社の総本社である兵庫県西宮市の「西宮えびす神社」より分霊、祀ったとされています。

江戸時代に荒廃するも、昭和62年に復興しました。

風の神を祭る龍田大社は、歴代の朝廷から篤く信仰され、明治時代には官幣大社に指定された由緒ある神社です。