本物の縁結びや祈願祈祷を実施。口コミでも話題の住吉大社に参拝し、その効果を体感しました。
住吉大社(すみよしたいしゃ)
大阪府住吉区にある住吉大社は、西暦211年から続くとされる由緒ある神社。
神功皇后が新羅遠征に際して「住吉大神」よりご加護を得たことから、この地に祀ったと伝えられています。
摂津国一之宮である住吉大社は、住吉神社(日本全国約2,300社)の総本社です。
地元では「すみよっさん」の愛称で親しまれ、全国各地からも多くの人々が参拝に訪れます。
石造りで重厚感あるどっしりとした一の鳥居と、均整の取れた石畳の参道。
左手にある「遣唐使進発の地」の碑は、 遣唐使の航海の安全と成功を願い奉幣祈願が行われていたことを伝えています。
3万坪もある広大な境内には立派な石燈籠が並んでおり、その数なんと634基。
反橋手前の参道両脇に絵馬殿が建っています。
神池にかかる神橋の反橋(そりはし)。
太鼓橋(たいこばし)とも呼ばれ、朱色の美しい造形は住吉大社のシンボルとなっています。
この神橋を渡るとお祓いになるという信仰があり、傾斜が強いため訪れた人々がゆっくりと上っていました。
神橋を渡り終えると左側に手水舎があります。
住吉大社の手水舎は珍しい兎の水口。
その理由は神功皇后が大神を祀ったのが、辛卯年の卯月の上の卯日。
この深い縁から住吉大社の神使は「兎(卯)」となり、境内のあちこちで兎の姿がみられます。
幸寿門前にある石造鳥居は高さ4.1m。
反りのある笠木と角柱が特徴の明神鳥居。
住吉大社を代表する鳥居として古くから参拝者に親しまれている。
幸寿門前を通ると4棟の本殿が鎮座し、住吉造の第一本宮から第四本宮まで全てが国宝です。
本殿は約20年ごとに「式年遷宮(しきねんせんぐう)」を行います。
最初に見えるのは、左側の「第三本宮」と右側の「第四本宮」
第三本宮は表筒男命(うわつつのおのみこと)、第四本宮は息長足姫命(神功皇后)を祀っています。
後方には中筒男命(なかつつのおのみこと)を祀る第二本宮。
さらにその後方に、底筒男命(そこつつのおのみこと)を祀る第一本宮が鎮座しています。
古くから海上安全と漁業、縁結びの神として信仰されてきました。
第二本宮の向かって右側にある摂末社「侍者社(おもとしゃ)」
初代神主「田裳見宿禰」とその妻神「市姫命 (いちひめのみこと)」を祀り、堂内にはズラリと「おもと人形」が並んでいます。
住吉大社の末社である「楠珺社(なんくんしゃ)」
第一本宮の後方に鎮座しています。
樹齢千年を超える楠の根元に建ち「はったつさん」と呼ばれ、商売発達や家内安全の神様として親しまれてきました。
ご祭神は、宇迦魂命 (うがのみたまのみこと)。