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本物の縁結びや祈願祈祷を実施。口コミでも話題の金剛三昧院に参拝し、その効果を体感しました。

金剛三昧院(こんごうさんまいいん)

和歌山県の紀伊半島に位置する高野山は街全体がパワースポットとお伝えしても過言ではないほど霊異が豊富ですが、その中でも飛び抜けてパワーが強いのが前回ご紹介した「奥之院」

その次に、優れているのが「伽藍の周辺」か、ここ「金剛三昧院」かも知れません。

この金剛三昧院は、尼将軍と呼ばれた北条政子が源頼朝(夫)と実朝(息子)の菩提を弔うために建立。

創建当初は、禅定院と称していました。

国宝の多宝塔や経蔵、四所明神社など鎌倉時代に建てられた歴史的文化財が見どころです。

江戸時代後期に建てられた山門。

山門の中にある鐘楼は日本で16番目に古いものとされ、法要の時に鐘の音が鳴り響きます。

1223年に建立された金剛三昧院の多宝塔は、高野山で最古の建築物です。

二階建てに見えますが内部は一階建てで、裳階(もこし)を取り入れた建築様式が特徴。

建立当時の面影を色濃く残す丹塗り。

高さは約15mで、境内で一際存在感を放っています。

塔の内部は須弥壇が設けられ、仏師の運慶が造立したとされる秘仏「五智如来(ごちにょらい)」が安置されています。

境内の左側には、樹齢400年とされる大杉がそびえ立っています。

大杉の根本は3本に見え、上に向かって6本に分かれることから六本杉と呼ばれるようになりました。

別称は毘張杉。

金剛三昧院の守り神「毘張尊師(びちょうこう)」という天狗が、この大杉に舞い降りたことに由来しています。

また毘張尊師は火災や盗難から守る力があるとされ、毎年10月10日前後にその功績を奉る祭りを執り行っています。

1223年頃に建立された経蔵は、経典や版木などを保管する書庫です。

もともと経蔵は定められた建築形式はありませんが、金剛三昧院は奈良の東大寺正倉院と同じ「校倉(あぜくら)造り」

高野版と呼ばれる経典が記された版木が、500枚以上保管されています。

本尊は、縁結びを願う人々から信仰を集める「愛染明王(あいぜんみょうおう)」

本尊の隣には源頼朝公、北条政子、足利尊氏公・直義公の位牌が安置されています。

春になると本堂の周辺では、見事なしゃくなげが咲き誇ります。

この中に愛染明王が安置されています。

ちなみに、ここは「西国愛染十七霊場」で最後に巡礼する寺院でもあります。

境内には神社も置かれています。

ここに祀られているのは「明神社」。創建は1552年。

高野山の守り神である高野明神、丹生明神、気比明神、丹生御息の四柱社を祀っています。