パワースポットで有名な春日大社に参拝し、本物の縁結びや祈願祈祷を実施。その効果も体感できました。
春日大社(かすがたいしゃ)
春日大社は以前も掲載していますが、今回のように他の参拝者が殆どいない状況は奇跡的でもあるため、改めて掲載することにしました。
ちなみに、広大な敷地の奈良公園内にある美しい春日大社は、日本各地に約1,000社ある春日神社の総本社です。
一の鳥居から萬葉植物園を通ると、二の鳥居が見えてきます。
二の鳥居の先、左側に「伏鹿手水所(ふせしかのてみずしょ)」があります。
近くに祓戸神社もありますので、こちらで心身を清めてください。
愛らしい鹿を参道のあちこちで見ることができます。
春日大社の社伝によると、鹿島神宮より白い鹿に乗って武甕槌命が御蓋山へ降り立ちました。
このことから春日大社では、鹿は神の使者として大切にされているのです。
参道の両脇はずらりと石灯篭が並んでいます。
苔むした石灯篭は歴史を感じさせ、囲うように生える緑豊かな木々が心を癒してくれます。
参道を歩いて行くと左側に色鮮やかな「南門(なんもん)」があります。
高さ12mの南回廊に設けられた南門は、もとは鳥居だったもの。
近くに立つ枝垂桜は春になると門にかかる様子が美しく、参拝者の目を楽しませてくれます。
ぐるりと四方を巡る回廊へ南門から通ると、左側に幣殿と舞殿が立っています。
右手にある特別参拝受付で参拝料を納めると、重要文化財の「中門(ちゅうもん)」と「御廊(おろう)」を拝観することができます。
国宝の本殿に祀られているのは下記の四神。
- 第一殿:武甕槌命(たけみかづちのみこと)
- 第二殿:経津主命(ふつぬしのみこと)
- 第三殿:天児屋根命(あめのこやねのみこと)
- 第四殿:比売神(ひめがみ)
パワースポットで有名な春日大社は、燈籠の数が日本一多い神社とされ、その数はなんと石燈籠は約2000基、釣燈籠は約1000基。
歴史的にも価値が高く、室町時代以前の多くの燈籠が現存しています。
本殿近くに立つ注連縄がかけられた「社頭の大杉(しゃとうのおおすぎ)」
高さ25m、幹回り8.7m、樹齢800~1000年の立派な大杉です。
社頭の大杉に鎮座する「岩本神社(いわもとじんじゃ)」
下記の住吉三神を祀っています。
- 表筒男命(うわづつのおのみこと)
- 中筒男命(なかづつのおのみこと)
- 底筒男命(そこづつのおのみこと)
春日大社には多数の摂末社がありますが、本殿近くに「後殿末社」と呼ばれる5社が鎮座しています。
- 八雷神社:八雷大神
- 栗柄神社:火酢芹命
- 海本神社:大物主神
- 杉本神社:大山咋神
- 佐軍神社:布津之霊大神
南門から若宮神社まで続く「御間道(おあいみち)」
若宮神社の近くに御蓋山を拝する本宮神社遥拝所があります。
古い石燈籠が立ち並んだ御間道。
歩いて行くと突き当り右側に、ご神木の若宮大楠が立っています。
高さ24m、幹回り11.4m、千歳楠という別名をもつ巨樹です。
三本の苗木が合着した大楠でしたが江戸時代に大雪で上部が折れ、現在の樹形になったと考えられています。
春日大社の末社「夫婦大國社(めおとだいこくしゃ)」
日本で唯一、大国主の夫婦神を祀っています。
水に浸すと文字が浮き出る「水占い」や「しゃもじ奉納」などが有名です。
最後に、境内にある「水谷茶屋(みずやちゃや)」
春日大社の広大な境内を巡った後、茅葺き屋根の茶店で一息つくのも宜しいかも知れませんね。