パワースポットで有名な神崎神社に参拝し、本物の縁結びや祈願祈祷を実施。その効果も体感できました。
神崎神社(こうざきじんじゃ)
千葉県香取郡神崎町にある「神崎神社(こうざきじんじゃ)」
神崎神社は小高い神崎森にあるため、鳥居の先は長い階段が続く表参道です。
「神崎の森」と呼ばれる7000坪あまりの境内は、常緑の原生林。
学術上でも貴重な森林植物で、県の天然記念物に指定されています。
両脇に狛犬が構えた鳥居をくぐると続く石階段。
自然豊かな老樹に囲まれた階段を上っていくと、途中左手には三峯神社が鎮座しています。
階段を上りきると境内が広がり、正面に拝殿が鎮座しています。
平安時代の史書「三代実録」にも記録されており、1350年以上の歴史をもつ古社です。
ご祭神は下記の五神。
- 天鳥船命(あめのとりふねのみこと)
- 少彦名命(すくなひこなのみこと)
- 大貴己命(おおなむちのみこと)
- 面足命(おもたるのみこと)
- 惶根命(かしこねのみこと)
天鳥船命は、出雲の国譲り神話に登場する鳥と船を神格化した神様とされています。
古事記の国譲り神話では、武甕槌神と共に出雲に降り立つと、美保の岬で釣りをしている事代主神を探し出します。
交渉の場に連れてきた事代主神に迫り、葦原中国の国譲りを受けることになったとされています。
このことから仕事運や商売繁盛の神様として深く信仰されています。
また大己貴命は出雲大社のご祭神である大国主命の別名のため、縁結びや恋愛成就、健康長寿のご利益でも知られています。
面足命と惶根命は男女二柱で、神世7代のうち第6代にあたります。
拝殿の後方に構えるのは流造の本殿。
創建年代は不詳ですが社伝によると、673年に現在の地に遷座しています。
江戸時代には「神崎大社」「六所鎮守神崎大明神」と呼ばれ、47ヶ村の鎮守にて祀られてきました。
明治元年より「神崎神社」と改称し、明治6年に郷社、大正10年に県社に昇格しています。
拝殿の近くに国指定天然記念物の「なんじゃもんじゃの木」があります。
樹齢2000年とも言われる楠の大木です。
水戸黄門で有名な徳川光圀が参詣に訪れ、「この木は何というもんじゃろうか」と自問感嘆。
それ以来「なんじゃもんじゃの木」と呼ばれるようになったとされています。
1907年に発生した社殿火災のときに主幹が焼失し、7m程のところで切断。
現在は5本の幹が根元から出ており、大きいものでは25m程まで成長し、国天然記念物に指定されています。
なんじゃもんじゃの木の近くにある「地主稲荷」です。
豊かな木々に囲まれて鎮座しています。
社殿の横道を奥へと進みます。
社殿の裏側は自然に囲まれた細い道が続いており、道なりに歩いて行くと小さな境内社があります。
もとは香取神宮の末社である神崎神社。
利根川沿いの小高い神崎森に鎮座する、歴史ある素晴らしい古社です。