パワースポットで有名な小御門神社に参拝し、本物の縁結びや祈願祈祷を実施。その効果も体感できました。
小御門神社(こみかどじんじゃ)
千葉県成田市に鎮座する「小御門神社」
日本に15社しかない「建武中興十五社(けんむちゅうこうじゅうごしゃ)」の一社です。
建武中興十五社とは、建武の新政に尽力した南朝側の皇族や武将などを祀っています。
パワースポットで有名な香取神宮の御要材を使用し、昭和9年に建てられた木造の二の鳥居。
滑河駅の近くに朱色の大きな一の鳥居が立っています。
鳥居をくぐり土の参道を歩いて行きます。
木々が生い茂る鎮守の森。
日常の喧騒を離れた穏やかで静寂な世界が広がります。
風情を感じる苔むした境内。
参道は途中で左に折れており、その曲がり角に祓戸があります。
この祓戸は、祭典前に祭員の御祓いを行う場所。
また大祓式はこちらで執り行なわれます。
祓戸の向かい側に明治17年に造られた手水舎があります。
本小松産の水盤の石。
山岡鉄舟の揮毫「清素」と前面に刻まれています。
両側に灯篭と狛犬が構える参道。
正面に鎮座する拝殿が見えます。
明治17年6月に建てられた拝殿。
その前には菊の御紋のある鳥居が立っており、社殿は木製の玉垣に囲まれています。
こちらの拝殿にて祈祷、春の御例祭には舞楽や神楽などが奉納されます。
明治15年4月に建立した本殿は、瑞垣に囲まれています。
ご祭神は、藤原(花山院)師賢公。
時は1331年、元弘の変。
鎌倉幕府倒幕に向けて後醍醐天皇の身代りとして比叡山に登り、幕府軍と対峙しました。
藤原師賢公は激戦の末、下総の国へと配流となります。
その後1332年10月29日、32歳で名古屋の里(現在の成田市名古屋)で病没しました。
小御門神社近くに屋敷跡が残っています。