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本物の縁結びや祈願祈祷を実施。口コミでも話題の富士御室浅間神社に参拝し、その効果を実証。

富士御室浅間神社(ふじおむろせんげんじんじゃ)

河口湖南岸に接するように鎮座する「富士御室浅間神社」

ここは世界遺産(構成資産)の一つとしても知られています。

まず “ 構成資産 ” から説明した方が良いと思いますが、簡単に言うと「地域一帯」です。

広島県の厳島神社のように、社殿や境内が世界遺産に登録されている訳ではなく、富士山を含む計25ヶ所の自然や神社仏閣を合わせて世界遺産として登録されています。

その1ヶ所が富士御室浅間神社であり、ここは同じ構成資産の河口湖とも隣接しているため、四季折々に魅せる絶景を楽しみながら参拝できる場所となります。

河口湖

神社のご祭神は下記の一神。

木花開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)

木花開耶姫命は、高天原から降臨した天孫瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)と結婚した妃神で、子孫繁栄や縁結びにご利益があるとされています。

また、富士御室浅間神社は「本宮(もとみや)」と「里宮(さとみや)」が一対となって成り立ち、本宮は699年に富士山二合目に創建されました。

こちらの本宮は、富士山に建立された最古の神社と伝えられている貴重な一社です。

しかし、富士山の噴火や過酷な自然環境により、幾度となく焼失と破損に見舞われてきた為、社殿を永久保存する目的で現在は河口湖西岸にある里宮に遷祀されています。

一方、本宮があった場所は冨士御室浅間神社の「奥宮」として、毎年6月に奥宮祭が執り行われています。

富士御室浅間神社の参道は、大鳥居から一直線に伸びる表参道と、河口湖の駐車場付近にある西参道の2つがあります。

こちらは表参道の写真で、鳥居上部に「里宮社」の扁額があり、西参道は「御室大社」と掛けられているのが目印です。

富士御室浅間神社

表参道の両側には、灯篭と約200本ものソメイヨシノがずらりと立ち並んでいます。

春を迎え満開になると桜のトンネルをつくり、息をのむほど美しい光景を見ることができます。

富士御室浅間神社参道

普段は静かで落ち着きのある境内ですが、毎年4月29日に行われる武田流流鏑馬神事には、多くの参拝者で賑わいます。

優美な桜が並ぶ境内の道を砂煙を上げながら疾走する人馬。

射手が馬の上から見事に矢で的を射るたび、境内には歓声が沸き上がります。

富士御室浅間神社随神門

100mほど続く参道を歩くと、情緒ある隋神門が出迎えてくれます。

時節柄、境内のあちらこちらに白い雪が残っていました。

富士御室浅間神社境内

隋神門の横には「百福の龍宝珠」と呼ばれる、躍動感ある龍と「福」の文字が多数彫られた丸い石像があります。

立札の説明書きによると、上昇と隆盛を意味する龍で宝珠を象ることで、国家や地域の繁栄を祈願したそうです。

他にも宝珠は災難を除き濁水を清くする徳があるとされており、祈ることですべての福が授かるとされています。

百福の龍宝珠

隋神門を抜けると、左側に手水舎があります。

富士御室浅間神社手水舎

そして正面に鎮座するのは、富士河口湖町の重要文化財に指定されている「里宮」

里宮の拝殿は豪華さはありませんが、産土神として地元の人々から大切に崇められてきた様子が感じられます。

もともと里宮は958年、村上天皇の命により氏子が参拝や祭祀を行いやすくするため、この地に創建されました。

富士御室浅間神社拝殿

里宮の本殿は、河口湖を背にしながら富士山を正面に仰ぎ、視線の先にあるのは富士山二合目にある本宮です。

互いに向かい合ように配置された境内は緑豊かな古木に囲まれおり、神聖な空気が漂っていました。

富士御室浅間神社本殿

里宮社の左側に稲荷社が鎮座しています。

ご祭神に宇迦之御魂神を祀り、農業など五穀豊穣を中心に商売繁盛や家内安全のご利益があるとされています。

富士御室浅間神社稲荷

華麗な装飾を施された本宮の本殿は、桃山時代の特徴を持った国重要文化財です。

本宮の歴史は699年、藤原義忠が富士山吉田口登山道の二合目に創建したことに始まります。

これは、富士山に建立された最古の神社と伝えられています。

その後、祭場や雨屋を造営、807年には蝦夷征伐のお礼として坂上田村麿が社殿を建立。

16世紀後半には、この付近を支配した武田信玄公による大修理が行われるなど、代々に渡り崇敬を受けてきました。

現在の本殿は1612年、徳川家の家臣で当時の領主であった鳥居成次により再建されましたが、さらに4回の改修を繰り返します。

そのため永久保存を目的に1973年、富士山二合目から河口湖畔にある里宮に移築することとなりました。

富士御室浅間神社本宮

戦国時代には武田家三代の祈願所として篤い崇敬を受け、安産祈願状など数多くの古文書が保存されています。

1000年以上もの間、幾たびも修復と再建されてきた歴史を持つ冨士御室浅間神社は、この地の人々にとって重要な信仰の拠点であると言えます。

当日この神社で行ったのは「霊力伝心」と「開運術」の2つですが、そのご利益が働くようしっかり実施しました。

それだけでは御座いません。

必ず最後に祈祷を行いますので、勿論この神社でも拝殿前で祈祷を行っています。

富士御室浅間神社ご朱印

ちなみに、神社の無料駐車場の横に「シッコゴ公園」と呼ばれる芝生の広場があるのですが、そこが先ほどご紹介した流鏑馬の舞台となります。

そして公園と河口湖を眺めながらコーヒーや食事が楽しめるお店が「レストランカフェ パルティータ」

レストランカフェ パルティータ

「こんな気取ったところでインスタ?」とか言われたくないので本来この手のお店は紹介しないのですが、ちょっとした顔見知りであることと、景観であったり居心地がとても良いお店なので特別に紹介しておきます。

あくまでも顔見知りのお店紹介だと思って下さい。

お店の裏側はオープンテラスになっていているので、シッコゴ公園や河口湖を眺めながらゆっくりとした時間を過ごすことが出来ます。

レストランカフェ パルティータオープンテラス

オープンテラスからはこんな感じで公園や河口湖が見えます。

レストランカフェ パルティータテラス

テラスから数メートル歩くと下記のような景観が広がります。

レストランカフェ パルティータ河口湖

テラスの前にはこのような芝生が広がっていますが、ここが流鏑馬の舞台です。

先の方に見えるのが無料駐車場で、その奥が富士御室浅間神社になります。

レストランカフェ パルティータシッコゴ公園

料理が出るまでに1時間以上待たされることもありますが、その分ゆっくりとした時間を過ごすことが出来ます。

レストランカフェ パルティータ料理

店名:レストランカフェ パルティータ

住所:〒401-0310 山梨県南都留郡富士河口湖町勝山3867-4

電話:0555-73-2333

主役となる富士御室浅間神社へのアクセスは、河口湖駅よりレトロバス西湖・青木ヶ原線で約10分、「冨士御室浅間神社」で下車します。

神社近くに無料駐車場がありますので、車でもバスでもアクセスは便利です。

日々の喧騒から離れた河口湖畔に静かに佇み、非日常的な気分と歴史の風を感じられる冨士御室浅間神社。

壮大な自然と神社の融合された空間との出会いは、記憶に深く刻まれることでしょう。

境内には大きな銀杏の木があるなど、毎年紅葉がとても綺麗で紅葉のシーズンもおすすめです。