パワースポットで有名な東口本宮冨士浅間神社に参拝し、本物の縁結びや祈願祈祷を実施。その効果も体感できました。
東口本宮冨士浅間神社(ひがしぐちほんぐうふじせんげんじんじゃ)
静岡県駿東郡にある「東口本宮冨士浅間神社」
富士山最古の登山道である「須走口」の入口に鎮座し、登山者の守り神として信仰を集めてきました。
全国に1316社あるとされる浅間神社のなかでも、1200年の歴史を有する古社です。
晴れた日には、拝殿の後方に望む雄大な富士山が魅力のひとつ。
その姿は富士山をご神体そのものとして崇拝する日本古来の山岳信仰を感じさせてくれます。
2013年に富士山とともに構成資産の一つとして世界文化遺産に登録されるなど、今では国内外から参拝者が訪れるパワースポット神社です。
神社の主祭神は「木花咲耶姫命(このはなさくやひめのみこと)」
木花開耶姫命は、富士山に宿る火山の神様「浅間大神(あさまのおおかみ)」の化身として崇められ、縁結びや安産をはじめとする多くのご利益で知られています。
相殿は下記の二神
- 大己貴命(おおなむちのみこと)
- 彦火火出見尊(ひこほほでのみこと)
ご利益は縁結び・開運厄除・家内安全・火難消除・学業成就・子授け・商売繁盛・安産子育・病気平癒・交通安全などが挙げられます。
神社の創建は802年
富士山東麓が噴火したことに始まります。
噴火の恐怖におびえる人々のため斎場を設けて鎮火祭を斎行したところ、同年に噴火が収束。
その感謝の祈りをささげる奉斎により807年、現在の場所に神を祀ったのが起源と伝えられています。
長い歴史を持つ東口本宮冨士浅間神社には、多くの見所があります。
まず入口の鳥居左脇に姿を現すのは、勢いよく水が溢れる「信しげの滝」です。
精進川から引き込まれた水が境内の木々が生い茂る浅間の杜の水路を通り、清々しい滝となって流れ落ちているものです。
境内正面へ歩みを進めると、小川をまたぐように橋がかけられています。
山なりに弧を描く形状から「太鼓橋(たいこばし)」と呼ばれています。
平成19年の御鎮座1200年を記念して修繕が行われ現在の形となていますが、石畳と朱色に塗られた欄干が参拝者の気持ちを引き上げてくれます。
太鼓橋からそのまま直進すると、迎えてくれるのが「大鳥居」です。
明治33年に氏子より寄進されたもので、中央の額には不二山の文字が刻まれています。
不二山という言葉には「二つとない(不)素晴らしい山」という意味が込められています。
こちらは他の神社では見られない、東口本宮冨士浅間神社の特筆する名所の一つでしょう。
鳥居をくぐると杉の古木が立ち並び、森林の香り漂う参道へと続きます。
木々の間から降り注がれる光も美しく、日常から解放された癒しを与えてくれます。
当日は朝早い事もあってか訪れる人はまばらで、境内は清らかな空気が漂っていました。
下記の写真の森林は「浅間の杜」と呼ばれていますが、杉や落葉樹以外の植物も豊富です。
それも浅間の杜には水路が走り、豊富な水質資源が得られているからかも知れません。
この日は2月上旬でしたが、四季によってこの杜が見せる表情も異なると思います。
拝殿まで一直線に伸びている参道が印象的で、祖霊社の前に手水舎があります。
手水舎には同社の歴史と趣が感じられる巨石をくりぬいたような手水鉢。
ここで清めを行います。
そのまま石灯篭に囲まれた参道を歩き階段を上ると、朱色に塗られた立派な「神門」が出迎えます。
神門は宝永の噴火にて倒壊するも、当時の小田原藩主でもある大久保加賀守によって再建されました。
こちらの神門には例大祭で担がれる御神輿が二基納められています。
神門の両脇にある狛犬が非常に特徴的で、富士山を模した溶岩で造られた富士塚の上に親子の狛犬が配置してあります。
通称「富士塚の狛犬」と呼ばれるこの狛犬は、諺のひとつでもある「獅子はわが子を千尋の谷に突き落とす」を再現したものです。
そして神門を抜けると、その先に拝殿が見えてきます。
同社の社殿は本殿と拝殿が一つになっている権現造(ごんげんづくり)
神門と同様に宝永の噴火にて損壊しましたが、遺構を残しながら再建と修繕を繰り返してきました。
また、社殿の右手には注連縄が巻かれた杉が生えてます。
これまで入り口にあった「信しげの滝、神門、富士塚の狛犬」等をご紹介をしましたが、他にも見どころは沢山あります。
その全部を本記事で紹介しきれませんが、小山町天然記念物に指定された「エゾヤマザクラ」、その他に「縁結びの木」「御神木杉」なども有名です。
大鳥居前に構える社務所ではご祈祷や御朱印の受付、御守りの授与も行っていますが、その中には講堂が設けられて様々な催しが行われているようです。
二階部分は資料館となっており、富士の歴史を知ることのできる資料が展示されています。
入館料は不要で観覧を希望される方は社務所にて受付できますので、参拝と一緒に立ち寄られるのも一興です。
ちなみに、当日は早朝に到着した為、上で紹介した参考画像を撮影した時間帯は社殿の扉は閉じてましたが、術鑑定をご対応したのはその後になるため扉は開いておりました。
下にご朱印の画像がありますが、真ん中の扉が開いていることがお分かり頂けると思います。
当日はこの素晴らしきパワースポットにて行ったのは「神むすび」と「霊力伝心」の2つ。
その術を行い、ご利益が働くようしっかり施しました。
この日は続けて「北口本宮冨士浅間神社」と「富士御室浅間神社」に移動し、そこでも術鑑定を実施しています。
富士山の近くは浅間神社系列だけでも多くのパワースポット神社が点在しているため、観光と一緒に神社参拝を楽しむことが出来ると思います。
機会があれば是非足を運ばれてみて下さい。