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本物の縁結びや祈願祈祷を実施。口コミでも話題の須佐神社に参拝し、その効果を実証。

須佐神社(すさじんじゃ)

出雲大社から車で約40分、清冽な素鴨川沿いに位置する須佐神社。

日本神話の中でもヤマタノオロチ退治で有名な「須佐之男命(すさのおのみこと)」を祀っています。

出雲国風土記によると、国造りをした須佐之男命は「ここは小さい国だが良い地である。自分の名前は岩木ではなくこの土地に付けよう」と言い「須佐」と命名。

最後に開いたこの地に自らの名前を授け、その御魂を鎮めたと記されています。

須佐之男命ゆかりの神社は全国各地にありますが唯一、御魂を祀る由緒正しい古社です。

境内の右側に手水舎と亀石があります。

木造の髄神門を通ると、須佐の七不思議の一つ「塩井(しおのい)」が湧いています。

須佐之男命が自ら潮を汲み、この地を清めたと伝わっています。

わずかに塩味を感じるこの塩井は日本海に続いており、満潮になると地表に潮の花を吹くそうです。

髄神門の正面に拝殿が鎮座しています。

ご祭神は下記の四神。

  • 須佐之男命(主祭神:すさのおのみこと)
  • 稲田比売命(妃神:いなたひめのみこと)
  • 足摩槌命(妃神の父神:あしなづちのみこと)
  • 手摩槌命(妃神の神神:てなづちのみこと)

足摩槌命と手摩槌命は、宮司である須佐家の祖神と伝わっています。

拝殿の後方には、大社造りの立派な本殿があります。

現在の本殿は1554年、出雲国の戦国大名「尼子晴久(あまごはるひさ)」が改築奉納したもの。

県の文化財に指定されています。

本殿後方に「須佐の大杉」と呼ばれる杉の大木があります。

メディアで紹介されたこともあり、パワースポットとして注目を集めるご神木です。

その推定樹齢は約1300年、周囲が7m、高さ24m。

力強い生命力を感じるご神木、圧倒的な存在感を放っています。

上部まで真っ直ぐ生えていますが、本殿の後部に生えてる立派な大杉はパワースポット神社の象徴も言えます。

本殿後方は木々が生い茂っていますが、その昔「相生の松(あいおいのまつ)」があったとされています。

須佐の七不思議の一つ。

男松女松が一本の大木となったもので、今は枯れて跡だけが残っています。

それ以外にも、稲荷社や三穂社など境内社が鎮座しています。

本殿後方をぐるりと回って見ることができます。

須佐神社の道路を挟んだ反対側に摂社、天照社があります。

ご祭神は姉神である天照大神(あまてらすおおみかみ)です。

参道の真正面に天照社の社殿が鎮座しています。

須佐神社と合わせて参拝ください。

この須佐神社はどうしても大杉や本殿がメインになってしまいますが、それ以外にも「須佐大宮の念佛踊り」という芸能が伝えられています。

毎年8月15日の「切明(きりあけ)神事」の際に奉納される、秋の豊作を祈る神事です。

花笠をかぶった踊り手が輪になって踊り、多くの観客で賑わいます。