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本物の縁結びや祈願祈祷を実施。口コミでも話題の荘内神社に参拝し、その効果を実証。

荘内神社(しょうないじんじゃ)

2019年11月6日に参拝した鶴岡護国神社と隣接するのが、同じ鶴ヶ岡城址公園にある「荘内神社」

ここは江戸時代には庄内藩の城下町として栄え、今も当時の面影を残す観光地でもあります。

堀や石垣に囲まれた荘内神社は約250年に渡り、庄内藩主が居城とした鶴岡城跡である鶴岡公園内に創建されました。

鶴岡公園は「日本さくら名所100選」に選ばれた山形県随一の桜の名所で、春にはソメイヨシノや八重桜など730本が咲き乱れます。

夏や秋にかけても多種の花々が庄内の史跡や文化財に彩を添え、参拝に訪れる人々を魅了しています。

荘内神社

ご祭神は下記の4神。

  • 初代 酒井忠次(さかいただつぐ)
  • 二代 酒井家次(さかいいえつぐ)
  • 三代 酒井忠勝(さかいただかつ)
  • 九代 酒井忠徳(さかいただあり)

庄内藩の歴代藩主4人を祀り、病気平癒、開運招福、家内和合、産業繁栄などにご利益があります。

初代藩主の忠次公は、戦国時代から安土桃山時代にかけて三河で功績を残した武将で、徳川氏の家臣としても活躍しました。

徳川四天王と徳川十六神将であり、徳川家康第一の功臣として称えられています。

そして初代酒井忠次の長男として生まれた二代藩主の家次公は、国の礎を築き上げ功績を残した人物です。

三代藩主の忠勝公は、米札制度によって大きな利益もたらし「食の都庄内」にするための米の基礎を築いた人物です。

九代藩主の忠徳公は、長く続いた財政難を立て直し農民を救った功績があり、刀剣鑑定、書、画、和歌、俳諧なども優れていたと伝わっています。

荘内神社の鳥居

荘内神社の参拝ルートは、鶴岡公園の正面口にある大きな一の鳥居を目印にして拝殿に向かいます。

上記がその参考画像ですが、参道は樹齢約100年を超える老松や老杉に囲まれ、時おり伝統的な神前式が行われると、長い参道を歩む美しい花嫁の姿を見ることができます。

また、参道脇や神社の柵の土台に白い石が目に留まりますが、城の石垣として使われたもの。

あちらこちらで鶴岡城であった名残を感じさせてくれます。

荘内神社の参道

そのまま参道を進むと、二の鳥居と大きな狛犬が出迎え、手前左側に手水舎があります。

荘内神社の手水舎

正面には、歴史を感じる拝殿と本殿が鎮座しています。

毎年、巨大な「干支の絵馬」を奉納しており、拝殿左側の絵馬舎近くで見ることができます。

本殿に隣接する宝物殿は、御鎮座120年を記念して1998年に建てられました。

宝物殿では酒井家に奉納された歴代藩主ゆかりの宝物、旧家などから奉納された御雛様、五月人形、絵馬、屏風など約2000点を展示しています。

歴史的に価値のある宝物を多数展示しており、参拝のついでに足を運んでみると良い思い出になるでしょう。

この他にも境内には摂末社である江戸時代に創建された「御城稲荷神社」が鎮座しています。

祀られているのは下記の5神。

  • 倉稲魂神(うかのみたまのかみ)すべての食物と稲の育ちを守護する神
  • 太市姫神(おおいちひめのかみ)農耕、食物の神
  • 五十猛神(いそたけるのかみ)林業の神
  • 須佐之男神(すさのおのかみ)海原を治める嵐の神
  • 大己貴神(おおなむちのかみ)農業、商業の神

朱色の美しい鳥居がたくさん立ち並んでおり、荘内神社と一緒に参拝して頂きたい神社です。

荘内神社の拝殿

残念ながらその参考画像はありませんが、下記が荘内神社の拝殿です。

当日はこの神社で、地域の安全とこの自然豊かな公園がこの先も永続されることを祈らせて頂きました。

それと荘内神社で人気のおみくじは、真っ赤な可愛らしいデザインが目をひく「鯛みくじ(300円)」だそうです。

この鯛みくじは、釣り針の部分に巫女さん手作りの海老を付けて釣るタイプで、鯛の中におみくじが入っているのが特徴。

「海老で鯛を釣る」ということわざ通り、運が開けるおみくじとして人気を博しています。

正月には干支みくじ、春には桜みくじ、夏には水みくじが登場し、おみくじ好きな参拝者に好評のようです。

尚、当日は徒歩で参拝しましたが、歩きだとそれなりに時間はかかります。

バスの場合、山形県の鶴岡駅から8分ほど乗車し「鶴岡市役所」で下車すると、神社がある鶴岡公園近くに到着。

車の場合は、鶴岡公園内に無料駐車場が完備されているそうです。

6月下旬から7月7日に縁結びで人気の「縁結び七夕祭」では、花手水や紫陽花ロード、天の川イルミネーションが境内を華やかにし賑わいを見せることも教えてもらいました。

ちなみに、山形県鶴岡市は日本海側で繁栄してきたこともり、電車をつかい他の神社巡りや観光もオススメです。

一つご紹介しますと、鶴岡駅から「羽越本線 酒田行き」に乗車で、日本三大急流の一つ最上川の雄大な景色を車内から楽しむことが出来ます。

さらに船上からの景色を楽しむ最上川舟下りは、鶴岡駅から車で約1時間、山形県最上郡戸沢村で「最上川舟下り」の体験が可能。

「食の都庄内」と呼ばれるだけあって、日本海で獲れた新鮮な海の幸を頂くことも。

ただ、私は生物が苦手なので麺類を主食としましたが、もしこちらの方に来られる場合には、食と一緒に参拝を楽しまれるのも宜しいかも知れません。