パワースポットで有名な八幡秋田神社に参拝し、本物の縁結びや祈願祈祷を実施。その効果も体感できました。
八幡秋田神社(はちまんあきたじんじゃ)
東北のパワースポットを巡礼している中、ふと立ち寄ったのが秋田県秋田市の千秋公園内にある「八幡秋田神社」
元々は秋田市の探索とウォーキングを兼ねて「千秋公園」を目指したのですが、そこでこの神社と出会いました。
ちなみに千秋公園という場所は、慶長7年から明治2年まで267年間続いた秋田藩主佐竹氏の居城である久保田城の跡地になります。
その為、佐竹氏に由縁するモニュメントが至る所に置かれ、八幡秋田神社に向かいながら秋田の歴史を垣間見ることができるスポット。
特に、晴れた日に散策されるのがオススメです。
自然豊かな園内をしばらく進むと姿を現すのは、平成13年に復元した久保田城の表門。
その先に八幡秋田神社が静かに鎮座しており、松に囲まれた境内には厳かな空気が漂っています。
神社のご祭神は下記の六神(柱)
- 品陀別命(ほむたわけのみこと)
- 息長帯姫命(おきながたらしひめ)
- 比売神(ひめのかみ)
- 佐竹義宣(さたけよしのぶ)
- 佐竹義和(さたけよしまさ)
相殿には下記の四神(柱)
- 倉稲魂命(うかのみたまのみこと)
- 猿田彦命(さるたひこのみこと)
- 大宮売命(おおみやのめのみこと)
- 武甕槌命(たけみかつちのみこと)
神社の由緒は佐竹氏が茨城の大名であった頃、「山城国石清水八幡宮」を太田城内に勧請したのが始まりとされています。
ところが関ヶ原の合戦のあと、佐竹氏は秋田へ移封されることとなり、神社も保田城内三の丸八幡山に遷座。
代々、佐竹家の氏神様として祀られてきました。
明治32年になると本丸への遷移し、明治40年には秋田藩主の「佐竹義宣公、九代藩主義和公、十二代藩主義尭公」をご祭神とする秋田神社と合併。
その際、八幡秋田神社と改称すると内町(武士の町)の総鎮守として信仰を集めてきました。
上の写真のように、石造りの鳥居をくぐると石畳みが一直線に連なっています。
四基の灯篭が設置された参道の右手には手水舎、そして左手にはおみくじ掛けと絵馬掛けが立てられていました。
本殿横には、色鮮やかな朱色の鳥居が幾重にも並ぶ「正一位与次郎稲荷神社」が鎮座しており。
この稲荷神社には興味深い伝説が残されていて、久保田藩初代藩主の佐竹義宣に飛脚となって仕えた狐を祀っているとされています。
通常、狐は稲荷大明神の使いですが、こちらでは狐そのものが神様として祀られていました。
本殿はそう大きくはありませんが、外観からも趣を感じる程。
しかし、最近まで本殿は秋田県指定有形文化財に指定されていましたが、平成17年頃に賽銭泥棒の放火により本殿と拝殿ともに消失しています。
上記の画像は現在の本殿になりますが、放火から4年後に1年半あまりかけて再建されたようです。
それと下記の画像になりますが、こちらの神社近くに復元された「久保田城御隅櫓(おすみやぐら)」があります。
市政100周年を記念して復元された櫓は、史料にある2階造りを基本としてもので、もとは武器庫としての役割を担っていました。
現在の内部は佐竹氏の歴史を解説した資料やパネルが並べられ、午前9時から午後4時30分まで観覧することができます。
拝観料は一般100円、高校生以下は無料です。
参拝のついでに観光をされてみてはいかがでしょうか。
当日はこの神社で、地域の安全とこの自然豊かな公園がこの先も永続されることを祈らせて頂きました。
久保田城跡、千秋公園、八幡秋田神社のアクセスは秋田駅から徒歩10分。
千秋公園は秋田市を代表するさくらの名所として親しまれ、日本さくら名所100選に選定されています。
桜の季節になると樹齢120年のソメイヨシノや約700本の桜が咲き誇り、夜間ライトアップも行われる人気スポットです。
面積は16.29ヘクタールと非常に広々とした公園で、外周を歩くだけでも良い運動になります。
参拝をされた後に、自然と歴史を堪能しながらウォーキングを楽むのもお勧めです。