ヘッダー画像

本物の縁結びや祈願祈祷を実施。口コミでも話題の岩木山神社に参拝し、その効果を体感しました。

岩木山神社(いわきやまじんじゃ)

青森県弘前市にある「岩木山神社(いわきやまじんじゃ)」

青森県では最高峰の岩木山をご神体とし、岩木山神社はその麓に鎮座しています。

岩木山神社

津軽富士とも呼ばれる岩木山は春夏秋冬ごとに美しい姿を見せ、時には噴火によって自然の畏怖の念を人々へ与えてきました。

津軽一宮である岩木山神社の創建は780年と伝えられ、長きにわたり全国各地から参拝者が訪れています。

古木が生い茂る緑豊かな境内には凛とした空気が漂い、手水舎では清らかな湧き水が勢いよく流れ、驚くほど美味しいことでも有名です。

そして社殿は素晴らしい彫刻や彩色豊かな装飾が施されており、日光東照宮を彷彿とさせる美しさから「奥日光」と称されるほど。

実際、ここに初めて訪れた時はジプリ映画で有名な「もののけ姫」を彷彿させてくれました。

残念ながら季節によっては雰囲気(景観)が変わってしましまいますが、それでも岩木山神社は自然と歴史を堪能できる東北随一のパワースポット神社と言えます。

岩木山神社境内

神社のご祭神は下記の五神。

  • 顕国魂神(うつしくにたまのかみ)(別称は大己貴命 )
  • 多都比姫神(たつびひめのかみ)
  • 宇賀能売神(うかのめのかみ)
  • 大山祇神(おおやまつみのかみ)
  • 坂上刈田麿命(さかのうえのかりたまろのみこと)

以上の五神をまとめて「岩木山大神(いわきやまおおかみ)」と呼ばれています。

ご神体である岩木山は豊富な自然の恵みをもたらすことから、農漁業と開拓の守護神として津軽全土から崇敬されてきました。

その偉大な岩木山を祀るため780年頃、山頂に社殿を造営したのが創建の始まりとされています。

後に、東北の蝦夷平定をした坂上田村麻呂が山頂に社殿を再建。

しかし、標高1625mもある山頂への登拝は困難であるため、山の麓に「下居宮(おりいのみや)」と称する麓宮を建立し、山頂の杜を奥宮としました。

ちなみに、今の下居宮は別記事で紹介している厳鬼山神社です。

その歴史は明治時代。現在の百沢の地には百沢寺(ひゃくたくじ)というお寺がありましたが、岩木山の噴火などによって焼失。

そこで当時の明治政府の指示のもと、百沢の地へ遷座したことにより岩木山神社となりました。

つまり、巌鬼山神社は岩木山神社の元宮として、非常に深い由縁があるのです。

はじめて巌鬼山神社に足を踏み入れた時、岩木山神社に匹敵するパワースポットの資質を感じたのも歴史を遡るとうなずけます。

岩木山神社第一鳥居

岩木山神社の参拝で最初に出迎えるのは、石造りの白色が青空に映える一の鳥居。

上の写真がそれですが、一の鳥居からは真正面に、岩木山の雄大な姿を望むことができます。

それと言うのも山頂の奥宮に向って鳥居、楼門、中門、拝殿、本殿が一直線に配置されているからです。

このことからも岩木山神社は、山岳信仰に始まる古社であること実感させてくれます。

一の鳥居をくぐると杉木立に囲まれた長い参道が続き、中央の石畳には地元でとれた「岩木山石(いわきやまいし)」が敷き詰められています。

当日も目の前にそびえ立つ岩木山を見ながら、緩やかな上り勾配の参道を多くの参拝者が歩いていました。

岩木山神社第二鳥居

二の鳥居をくぐると「五本杉」と呼ばれる注連縄が巻かれたご神木が右側にあります。

1つの根元から5本に別れて幹が伸びたご神木の推定樹齢は約500年。

岩木山神社には5柱のご祭神が祀られていることからも、神が宿る木として信仰を集めてきました。

岩木山神社第三鳥居

次に出迎えるのは、木製の朱色が艶やかな三の鳥居です。

こちらの鳥居は1624~1644年に建立され、岩木山神社の中でも古い歴史を持っています。

岩木山神社楼門

三の鳥居から参道をしばらく歩き、反り橋の形をした神橋を渡ると壮大な楼門が現れます。

その高さは約18m。

1628年に2代藩主の津軽信枚公が、かつての百沢寺の山門として建立しました。

三の鳥居と同時期に建てらた楼門も鮮やかな朱色をしていますが、有名なのは楼門の前の玉垣にしがみついている「2体の狛犬」です。

1体は頭を上に、もう1体はなんと頭を下に向けた珍しい狛犬は、上向きのものは金運、下向きのものは恋愛運を向上させるご利益があると言われています。

写真に収めませんでしたが、岩木山神社を訪れた際には探してみてください。

岩木山神社はこの楼門を含め、本殿・拝殿・奥門などが国の重要文化財に指定されおり、参拝と一緒に貴重な歴史的建造物を楽しむことが出来ます。

岩木山神社神水

楼門の右側には、大自然のエネルギー取り込めると話題の手水舎があります。

岩木山に降り注いだ雨や雪が地中でろ過され清らかな水となり、三つ首の龍の口から勢いよく流れ出る光景はとても神秘的です。

水の温度は年間を通して11度前後、夏場でもひんやりと冷たく清々しい気持ちにさせてくれます。

とても美味しいご神水はその場で飲んだり持ち帰ることもでき、岩木山の力強いパワーを頂けると好評です。

楼門を抜けると中門が立ち、天井には迫力ある龍神の天井画が描かれてます。

その先には初代藩主の為信公が寄進し、1640年に完成した丹塗りの拝殿が鎮座しています。

拝殿には立派なしめ縄がかけられており、よく見ると柱に「井」の形でしめ縄が結ばれているのですが、これは五穀豊穣の願いを込めて井戸の「井」にしているとのこと。

もう一つ注目すべきは、拝殿の屋根に彫られた西の守護神である「白虎」です。

これは為信公が弘前城を築城するにあたり、江戸や京都の街づくりと同様、四神相応という風水を取り入れたことが由来とされています。

弘前城を中心に四つの方角へ厄災を鎮める四神を置くことで、この地の守護と発展を目的としました。

その為、西の方角にあたる岩木山神社には白虎が置かれ、その目は弘前城を見つめていると言われています。

一方、本殿は黒漆塗りで柱には金色の龍や、至る所に金箔の装飾が見られるなど豪華な造りとなっています。

そのような素晴らしい社殿を前にして行ったのは「神願霊力祈祷」と「霊力伝心」

そのご利益が働くようしっかり実施しました。

それと参拝のついでに県道を挟んで反対側にある「なかの食堂」に立ち寄り、えび天そばを頂きました。

冷えた身体を温めてくれます。

〒036-1343 青森県弘前市大字百沢高田80

なかの食堂

岩木山神社へアクセスは、弘前駅から弘南バスに40分ほど乗ると、神社に隣接した「岩木山神社」バス停で下車できます。

車の場合も無料駐車場がありますので、アクセスはとても便利です。

また岩木山神社近くには、宿泊や日帰り温泉ができる百沢温泉郷があります。

神社参拝で心を清らかにした後は、のんびり温泉につかって日頃の疲れを癒してはいかがでしょうか。

※ この神社の画像は、一部別の日に参拝した写真も含まれています。